こんにちは。
新人スタッフの羊ji朗です。
今日も前回に引き続き、日本の名門ゴルフコースについて書いてみたいと思います。
今回は『東京ゴルフ倶楽部』をご紹介したいと思います。
日本で一番最初にゴルフを始めたのは誰か?
この問いに対しては、明治29年、当時ロンドンのグリニッジ海軍大学に留学中であった水谷淑彦が近くのブラックヒースで行ったのが始まりであるというのが定説でしたが、この定説に異論を唱えたのが東京ゴルフ倶楽部の資料室です。
日本の生糸貿易商のパイオニア新井領一郎が最初であると言うのが彼らの主張です。新井領一郎は、明治9年頃からニューヨークに移り住み、1898年頃にはゴルフを始めていたそうです。新井は、ニューヨークで在米邦人と親睦を深め、ゴルフの魅力を広めていきました。
新井にゴルフの魅力を教えられた人々は、帰国後もその魅力が忘れられず、東京にもゴルフコースを造ろうと有志を募ったのが、東京ゴルフ倶楽部の始まりのようです。
最初は東京の駒沢でスタートした様ですが、その後土地の問題で埼玉県朝霧市に移っています。この朝霧の設計者があの有名なC・H・アリソンです。深くて顎の高いバンカーのことを指すアリソンバンカーでも有名ですよね。
そしてこの時、日本で初めて常緑の洋芝が施されたとのこと。
その後戦争下の影響で国に譲渡してしまったため、当時造成中の秩父カントリー(埼玉県狭山市)と合併し東京ゴルフ倶楽部狭山コースとして再生された様です。
コースは林間コースで自然に緩やかな起伏を持つことが特徴です。この起伏が戦略性に大きな幅を生んでおり、加えて、深いバンカー(アリソンバンカー)や砲台グリーンの攻略には高い技術が必要とされます。
日本オープンも過去に何度か開催されており、2013年には設立100周年を迎えた歴史と権威のある名門中の名門と言っても過言ではないでしょう。
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